リスティング
2015.12.15
Webマーケティングを行っていると、様々な用語や略語に出会いますよね。
それらの用語を使いこなすこともWeb担当者に必要な能力のひとつですので、
「あれ、これってどっち使えば良かったんだっけ?」などということにならないように、
似て非なる用語はきちんと意味を押さえておきましょう!
Google Analyticsでキーワードを見ていると、
必ずと言っても良いほど見かけるお馴染みの用語ですね。
どちらも「キーワードが分からない」ことは同じです。
ではどこが違うのか見ていきましょう。
「not provided」はサイトがSSL化(暗号化)されているため、キーワードが本来的に取得出来ない場合に表示されます。Googleでは2013年から、Yahoo!では2015年から、検索エンジンのSSL化が進められておりますので、今後より一層検索キーワードの取得が難しくなっていきそうです。こちらは本来的に情報が取得出来ない問題であるため、解決は出来ません。
一方「not set」はサイトがSSL化されておらず、キーワードが本来的には取得出来るが、何らかの理由によって取得出来ていない場合に表示されます。例えば、Yahoo!プロモーション広告からの流入である場合が多く、その場合はURL生成ツールでなどでパラメーターを付ければ解決出来ます。
※ちなみに、SSLとはSecure Sockets Layerの略で、データを暗号化して送受信する通信手順のことです。
この手順を踏むことで、データの盗み見や改ざんを防ぐことが出来ます。
Yahoo!やGoogleといった検索エンジンがSSL化をしたのは、”検索結果”というユーザーのプライバシー保護のためのようです。
こちらもアクセス解析系の用語です。
「UU」がUnique User、「UB」がUnique Browserの略語です。
意味としてはある期間内での訪問数から、
人物の重複を除外したものが「UU」、
PC・スマホなどのブラウザの重複を削除したものが「UB」です。
しかし、現在の技術ではWeb上で人物を区別することは出来ないため、
実際に測定出来るのはUBがほとんどです。
例えば、3名の人がそれぞれPCとスマホから、
あるサイトに訪問したとすると、
その期間でのUUは3、UBは6となりますが、
実際にGoogle Analyticsで測定出来るデータはUBの6のみとなります。
こちらはAdWordsで計測出来る数値になります。
「コンバージョンに至ったクリック」はコンバージョンにつながったクリックの数で、
「コンバージョン数」は広告経由で起こったコンバージョンの数です。
例えばあるユーザーが広告を1回クリックしてその中で、
“会員登録“と”無料見積”という2種類のコンバージョンを達成した場合、
「コンバージョンに至ったクリック」は1、「コンバージョン数」は2になります。
e-コマースサイトで見る指標になります。
「トランザクション」は購入の回数で、
「固有の購入数」は購入した商品の個数になります。
例えば、Aさんが商品を2点、Bさんが商品を3点購入したとすると、
その期間ではトランザクションが2、固有の購入数が5ということになります。
Google Analyticsの”集客”ではいろいろなキーワードを見ることが出来ますが、
上記2つは同じようで異なっています。
「オーガニック検索キーワード」は
集客>>キーワード>>オーガニック検索
で見ることが出来ますが、サイトに自然検索から流入してきた検索キーワードが表示されます。
「検索クエリ」は
集客>>検索エンジン最適化>>検索クエリ
で見ることが出来ますが、サイトに自然検索から流入したであろう検索キーワードが表示されます。
「オーガニック検索キーワード」とは違い、
実際に流入しなかったキーワードでも、どれくらい検索されていたかが分かるため、
今後どういったターゲット層にアプローチの可能性があるのかを知るために有効な情報となります。
いかがだったでしょうか。
Webの担当者を名乗る以上、
上記のような用語をびしっと使いこなして、
部署のメンバーや、取引先からの信頼を得ていきたいものですね!
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