導線改善
2016.4.21
こんにちは!
WEBサイトを解析する際に必須となるツールと言えば、そう、Google Analytics。
実は、この度、4月3日に『ユーザーエクスプローラ』という新機能が搭載されました。
まだベータ版ですので、一部のユーザーのみ利用が可能とのことですが、今回はそんな新機能について紹介をしたいと思います。
『ユーザーエクスプローラ』とは、WEBサイトに訪問した個々の導線を分析することができる機能です。
今までは、どのような人がどれくらいサイトに来て、どれくらいページを見たのか、といったある程度大きなくくりで分析をすることができましたが、
ユーザーが個別でどんな動きをしているのかを把握することはできませんでした。
しかし、今回の『ユーザーエクスプローラ』を使うことで、WEBサイトに訪れたユーザーがサイト内でどんな動きをとっているかを一人一人把握できるようになりました。
これにより、今までより緻密なマーケティングが行えるようになります。
使うことができるアカウントの場合、Google Analyticsの左メニューのユーザーのカテゴリーの中に、ユーザーエクスプローラという項目があります。
これをクリックすると、ユーザーエクスプローラのトップ画面が表示されます。
トップ画面には、クライアントIDが指定期間内のセッション数が多い順にソートされて一覧で表示されます。クライアントIDというのは、Google Analytics上で一人一人のユーザーを識別するユニークなIDのことです。
ちなみに、このクライアントIDはブラウザに対して発行されるユニークなIDとなるので、同一人物が別のデバイスで訪問した場合は別の人物として測定されます。
一方で一度セッションしてから離脱し、再度セッションした場合は同一人物として測定されます。
ちなみに、この一覧にセグメントをかけることで、ユーザーを様々な指標で絞ることができます。
『ユーザーエクスプローラ』の画面から各クライアントIDをクリックすることで、各ユーザーの行動を詳しく見ることができます。
この画面では、まず
・ユーザーを獲得した日付
・集客チャネル
・デバイスカテゴリ
という、ユーザー情報を見ることができます。
つまり、このユーザーがいつ、どんな方法で、どんなデバイスで初めてサイトに訪れたのかということがわかります。
そして、そのユーザーがどのような行動をしているのかがタイムラインで表示されています。
ユ-ザーが訪れたページがページタイトルで遷移した順番で書いてあるので、どんなキーワードで初回に訪問し、どんなページを見ていったのかが一目瞭然です。
時系列の昇順・降順の並べ替えも可能です。
フィルタ機能を用いて、ページビュー、目標、eコマース、イベントの表示を切り替える事もできます。
1人のユーザーがどのような行動をしているのかを追いかけて調べることが簡単にできちゃうのです!
では、この『ユーザーエクスプローラ』を使って、どのような分析ができるのでしょうか。
WEBマーケティングにおける最終目標として掲げられる事が多いコンバージョン。
このコンバージョンにいたるまでにユーザーがどのような動きをしたのかを調べることが多いと思います。
この場合は、クライアントID一覧に画面において、セグメントにてコンバージョンが達成されたセッションを選択することで、コンバージョンユーザーのみのサイト内での動き方を見ることができます。
また、ユーザーレポート画面ではフィルタ条件のチェックを外せば、自分でセグメントを作成することができます。
これにより、特定の行動のセグメントを作ることで、ある行動をとった後どのようにユーザーが動いているのかを調べることができます。
いかがでしたでしょうか?
1ユーザーに着目して行動を分析できる『ユーザーエクスプローラ』。
ユーザーごとの分析になるため、
全体の分析をするには少しコツがいりそうですが、
この人がどんな人なのかを想像しながら分析していくことで新たな発見が得られそうです!
現在はベータ版のため、全員が使う事はできませんが、実装されるのが待ち遠しいですね!
まだ使うことができていない方はお楽しみに!
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