アクセス解析
2016.10.4
主に広告出稿で使われるGoogle Adwardsとアクセスの解析で使われるGoogle Analytics!
両者は車でいうならば両輪であり、どちらも使いこなせなくては正しくWebマーケティングができているとは言えないでしょう。
しかしながら、しばらく運営していると気づくはず。
「あれ?なんか結果の数値が違うぞ・・」
どうして、数値に差が出てしまうのでしょうか。
今回はその理由についてはまとめてみます。
リスティング広で用いるグーグルアドワーズと、アクセスの解析を行うグーグルアナリティクスですが、計測される数値は異なることがあります。
その理由は大きく2つあります!
①クリックとセッション数
たとえば、ひとつの広告が5回クリックされた場合、アドワーズでは5クリックとしてカウントされますが、アナリティクスの数値は1セッションとして計測されます。すこし細かいですが、アドワーズでは、各媒体によって無効と判断されたクリックの分が少なくなることがありますが、アナリティクスではセッション数が減ることはありません。
②コンバージョン数
もっとも肝心なコンバージョンの計測もズレが生じます。その理由は「コンバージョンした日時と計測される参照元が違う」ためです。
アナリティクスでは、目標が達成されたタイミングでレポートに反映され、記録されるのは最後に経由したチャネルになります。一方で、アドワーズでは広告が最後にクリックされた日時が数値に反映されます。なので、広告をクリックした情報が残っていると、後日であってもリスティング広告経由からコンバージョンしたとみなされます。
また、せっかくなのでコンバージョンの概念についても、お話しておきます。
アナリティクスでは「コンバージョン」と「トランザクション」という指標があります。トランザクションは、eコマースのレポートで使われる指標であり、購入完了された回数だけカウントされます。(コンバージョンはセッションが持続している間は1カウントとみなされます。)
同じようなことはアドワーズでもおこります。それが「コンバージョン」と「コンバージョンに至ったクリック」であり、例えば広告を経由して商品を2つ購入した場合は、コンバジージョンに至ったクリック数は1ですが、コンバージョンは2とカウントされます。運用側としては、1クリックでたくさんのコンバージョンを獲得したいというのが本音ですね。
ご自身で運用されている場合はもちろんのこと、クライアントから数値の違いについて心配された際に、しっかりと理解をしておかないと余計な不安を与えかねません。
これを機にぜひとも、2つの違いは押さえておきましょう。
ただし、あまりにも数値の差が激しい場合は、念のためにアナリティクスとアドワーズのアカウント連携がされ、自動タグが有効になっているかをチェックするのを忘れずに!
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