WEBサービス
2017.5.26
2017年5月23日にWebマーケティング会社のFringe81さんが東京証券取引所マザーズ市場の上場承認が下りたため、財務状況等を調べて見ました。
Fringe81さんはネットエイジグループ(現ユナイテッド株式会社)の子会社が前身とする会社です。広告技術の開発と、コンサルティングを行っている会社です。
従業員は88名と有価証券報告書には記載がありますが、HPを見る131名となっています。平均年齢は29.6歳、平均年収は500万円を超えています。
退職率が直近3事業年度で12%、正社員の技術者に関しては3事業年度で退職者なしと、人材をひきつける力が非常に強いです。Webマーケティング業界では人材の入れ替わりが比較的激しいイメージがありますが、この数字は凄いですね。ちなみに開発者は41名とのことなので、半分弱はエンジニアということになります。
売上は45億円、売上総利益は8億円なので、売上総利益率は18%です。営業利益は出ておらず5000万円の赤字となっています。従業員を88名とすると、一人あたりの売上高は約5000万円、一人あたりの売上総利益は900万円です。
気になる点としては、研究開発費に1.3億円使っている点です。未来の投資のためにあえて赤字にしているようです。確かに自社サービスを何個か作っていたり、シンクルというコンシューマー向けアプリも作ったりしています。
但しwebサービスの売上は年間50万円と、ここだけ見るとかなり苦しそうです。
45億のうち40億が広告代理サービスとなっています。広告代理サービスは前年比でも約200%伸びています。
また、売上の50%弱をエン・ジャパンさんに依存しています。かなり大きな割合です。
Fringe81さんは、webマーケティングの会社ですが、半分弱がエンジニアであり、かつ研究開発費に1.3億円使っている事からもプロダクトに強みがありそうです。
まだ、離職率も低いことから働きやすい環境なのではないでしょうか。
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