オウンドメディア

2015.10.6

オウンドメディアはペルソナで決まる!?誰でもできるペルソナの作り方

オウンドメディアはペルソナで決まる!?誰でもできるペルソナの作り方

最近オウンドメディアを活用して、新しいビジネスを創出したい、企業の課題を解決したい、新たなブランディング手法として取り入れたい等、経営者の方々から様々なご要望をお伺いする機会が増えてきました。

 

オウンドメディアを制作することでそれらの願いを実現していくことは勿論できますが、ただ制作すれば良いというわけではありません。

オウンドメディア成功の秘訣は、何のためにオウンドメディアを制作するのか、どういったターゲットに対して訴求するメディアであるか、そういった企画の中身を明確にすることです。

 

その中でも【ペルソナ設定】は大変重要になります。

 

ペルソナをしっかりと作り上げることができれば、あらゆるマーケティング活動における社内の共通認識ができ、しいては良質な見込み客や優良顧客の獲得につなげていくことができます。

 

そもそも【ペルソナって何?】という方もいらっしゃるかもしれません。

オウンドメディアを運営されている企業様で、なかなか思うような運営ができていないのであれば、ペルソナの見直しを!そしてまだペルソナを作っていない企業様であれば、この記事を参考にして今すぐ着手してみてはいかがでしょうか。

そもそもペルソナとは何か、といった概要にくわえ、良質な見込み客や優良顧客をひきつけるためのペルソナづくりについて、ポイントを絞ってお話します。

「ペルソナ」とはなにか?

「ペルソナ」とはなにか?

ペルソナとは、実際の顧客データ(定量、定性)をもとに「自社の商品・サービスを買ってほしい理想の顧客の特徴」を具体的な人物像としてモデル化したものです。

データとして取得可能な【定量的情報】と、数値情報には現れにくい【定性的情報】をかけあわせた、ターゲット顧客の下層人格です。

 

【定量的情報】としては、年齢、性別、居住地、出身地、家族構成、収入、学歴などが挙げられます。【定性的情報】としては、趣味や人生観、悩み、旅行傾向、食事/ファッション傾向、情報集傾向などが挙げられます。

ペルソナ設定の5つのメリット

オウンドメディアの運営は、コンテンツマーケティングの実践です。

 

コンテンツマーケティング運用にたずさわるメンバーで具体的なペルソナ像を共有することはとても大切です。

オウンドメディアでは継続的なコンテンツ投稿が行われますが、継続的なコンテンツマーケティングの実践の障害となるのはなんといっても「コンテンツのズレ」です。ターゲットを明確にすることで個々人の勘や思い込みを排除することができ、「コンテンツのズレ」を防ぐことができるのです。

また顧客への理解が増すため、より顧客のニーズに即したコンテンツをユーザー目線で発信することができるようになります。特に、コンテンツの制作を専門会社に外注している際には、ターゲットの共有は重要となってきます。

 

ペルソナ設定のメリット、ご理解いただけましたでしょうか。

下記にメリットを箇条書きにしてみました。

◯顧客理解の促進

◯意思決定の指針となる

◯顧客目線の獲得

◯感情移入しやすい

◯共有しやすい

 

私自身もオウンドメディアの制作に携わっておりますが、ペルソナ設定をすることで記事の方向性やサイト全体に関するイメージの意思決定がしやすく、ペルソナの重要性を実感しています。

ペルソナ作りの3ステップ

では、どのようにペルソナを作ったらいいのか、ということですが、以下の3つの手順で作成することができます。

 

①ペルソナに関する情報を集める

②集めた情報を仕分ける・まとめあげる

③ペルソナを物語風に仕上げる

 

segmentation

 

 

ペルソナ作りは「情報収集」から始まります。

定量情報を集め既存顧客をセグメントし、ペルソナ作りの対象となるセグメントを選びます。

続いて、対象セグメントに属する代表的な顧客についての定性的な情報を収集し、定量情報とあわせてすべての要素を抽出し、グループ化します。

それぞれのグループの中で、特に象徴的な要素や多くの顧客に共通する項目を「重要度が高い」要素として選び出すことでペルソナの骨格となる要素の一覧を作成します。

最後にペルソナの骨格をベースに具体的なストーリーや背景を加えることで、人物像の肉付けを行い、要素の羅列から擬似人格を作り上げます。

ペルソナを作る上で必要な情報例

では具体的などんな情報があればペルソナをより明確に設定できるのでしょうか。

 

先ほど説明をした定量情報(年齢、性別、居住地、出身地、家族構成、収入、学歴など)については、なんとなくイメージが湧くと思いますので、定性情報についての必要な情報例をご紹介します。

 

【心理的傾向】 性格、興味・関心事、プライベートでの悩み事

【消費・購買傾向】 よくある購買動機、よく行くお店・エリア、趣味・好きなブランド、支出の多い分野

【情報収集傾向】 よく見るTV、よく読む雑誌、よく見るWebサイト、よく使うデバイス、よく使うアプリ

 

上記3傾向の中でも、ターゲット読者の「情報収集傾向」を分析することは極めて重要となります。

ペルソナが日々どのような情報ソースと接触しているのか、いつ、どんなデバイスを利用しているのかなどもコンテンツ発信のヒントになります。

 

あらゆる角度からどんな人物かを把握することで、好む嗜好も見えてきます。その嗜好に合わせてコンテンツ制作を進めることができ、メディア運営で迷いが生じた際には、ペルソナは原点回帰する良い指標となるはずです。

      
Posted by:ねこさん
   


   
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