リスティング
2016.11.14
こんにちは!リスティング運用マンのこぶらです。
皆さん、リスティング広告のアカウントを運営していく中で、クライアントから
「いまリスティングを運用してもらってるアカウントの閲覧権限を付与して欲しいんだけど」
と言われることや、営業の際に
「いまのリスティング代行業者がちゃんと運用しているか見て欲しいんだけど」
と言われることは少なくないでしょう。
そんなときに便利なのがアカウントの「閲覧権限」です。打ち合わせの場などで、アカウントに権限を付与する方法を簡潔に伝えることが出来れば、あなたのクライアントからの信頼度も上がることでしょう。
そこで今回はリスティング広告の出稿媒体の一つである、Google AdWordsにおいてアカウントをリンクさせる方法をお伝えします!
まずそもそも「閲覧権限」が何なのか簡単におさらいします。
閲覧権限は「読み取り専用権限」とも言われますが、アドワーズアカウントの内容、キャンペーンや広告グループ、キーワード、広告文などを見ることが出来る権限です。
またこの権限を持っているユーザーはアカウントの数値レポートもダウンロードすることが出来ます。
しかし、この読み取り専用権限だけでは、キャンペーンの日額予算を変更したり、新しい広告文を入稿したりといった、変更をアカウントに加えることは出来ません。
そのため、契約しているクライアントに現状を報告するのに利用したり、契約前のクライアントから情報共有を受ける際に最適なアクセス権限になります。
閲覧権限を付与するには、そのためのGoogleアカウントを一つ用意する必要があります。
大抵の場合は無料で新規アカウントを発行してしまうのがオススメです。
Fix a display issue with your browser – Previous – AdWords Help
なぜなら、「閲覧権限を付与するアカウントは、別のAdWordsアカウントとリンクしていてはいけない」という条件があるからです。
そうしてGoogleアカウントを用意したら、アカウントの所有者から「アカウントへの招待状」を送付してもらいます。
アカウントへの招待状を送付するには、アドワーズ管理画面右上の歯車から「アカウントのアクセス」をクリックし、用意したメールアドレスを入力してもらいます。
そして「アクセス権」から「読み取り専用権限」を選択して、「招待状を送信」してもらいます。
そうすると、作成したGoogleアカウントのGmailアドレス宛に「AdWords 広告アカウント共有の招待」という件名でメールが届くので、その指示に従って招待を承認します。
以降はそのGoogleアカウントでGoogle AdWordsにログインすれば、権限を持っている限りアカウントを閲覧することが出来ます。
Fix a display issue with your browser – Previous – AdWords Help
¥
上記と同様の操作として、「クライアントセンター(MCC)へのAdWordsアカウントのリンク」があります。
クライアントセンターとはリスティング広告代理店などが、多数のアカウントを一括管理するために利用するアカウントのことで、複数のAdWordsアカウントをリンクさせることが出来ます。
これらの大きな違いとしては、アドワーズアカウントをMCCへ紐付ける際には、「閲覧権限」を選択することは出来ず、MCCに対して、アカウントの設定を自由に変更できる「管理者権限」を付与することしか出来ないということがあります。
そのため、未契約の企業同士でMCCへのアカウントの紐付けを行ったりしてしまうと、トラブルが発生する可能性が高いため、控えておくのが無難です。
ちなみに、AdWordsアカウントをMCCへリンクさせる際には、アカウント管理画面の「+アカウント」から「既存のアカウントをリンク」を選択します。
その後10桁のアカウントIDを入力することで、そのアカウントの所有者に対して招待状が送付されます。
その招待が承認されると、あなたのMCCアカウントに、新たにAdWordsアカウントがリンクされます。
いかがだったでしょうか。
ひとくちにアカウントのリンクといっても目的によって権限を使い分けることが重要です。
上記の方法をよく覚えて、迅速な対応でクライアントからの信頼を勝ち取ってくださいね!
Deliways内検索Search
カテゴリーCategory