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2016.10.11
一度でも、ウェブマーケティングをかじったことがある人なら、誰でも耳にしたことがある「ページ別訪問数」。
しかし、「ページビュー数」との違いやどういうときに役立てるべきかしっかりと理解しているでしょうか。
今回は、「いや、誰でもそんなこと知ってるでしょ・・・。」と思いがちな内容をあえて触れてみたいと思います。
読者は復習の意味も含めて読んでみてください。
よく「PV」という用語をメディア運営では耳にしますが、これは「ページビュー数」のことで、単純にどれだけ見られたかを表しています。一方で、「訪問数」という指標もあります。これは、どれだけの「ユーザ」がページに訪れているかを表しています。
極端な例でいくと、より多くの人に見られることを目的にしているメディアであれば、1人に100回見られる(PV)よりも、100人から1回ずつみられる(訪問数)を指標にすべきでしょう。
とまぁ、ここまでは正直、誰でも知っていることかと思いますが、では同じページかどうかは何で判断しているか答えられますか?
「は?単純にURL見ればわかるだろ・・。」と即答した方はちゃんと読んで下さいね。
実は、同じページとしてカウントされるのはURLとページタイトルの組み合わせが合致した場合です。
よくEC系のメディア運営などでは、カートページも入力画面も確認画面も同じURLということがおきます。その場合、URLだけで判断すると実際と差異が起きますので、ページタイトルも判断基準に入ってきます。
ビュー数と訪問数は似て非なるものだとおわかり頂けたと思います。当然ながらハブとなるページ(トップページなど)は必然的にPV数が増えます。よくメディアPV数〇〇達成!といったのを目にするかと思いますが、「へ~そんなたくさんの人に見られているんだ!」と思ってしまうと、まんまと罠に引っかかってしまいますので気をつけましょう。
では、「訪問数」をどう扱うべきでしょうか。この指標は言い換えるならば「一回(正確には1セッション)でどれだけの種類のページを見られているか」を表すものです。
なので例えばこのような場合に使えます。
下記のような一連の訪問があったとしましょう。
「トップページ→ページA→ページB→トップページ→ページA→トップページ→ページC」
このような場合、Google Analyticsで用意されている指標「ページ/セッション」でのページとはあくまでも平均ページビュー数ですので7カウントとされますが、実質は3ページしか読まれていないことになります。
「1セッションで平均何種類のページが見られているのかを確認したい」のであれば、ご自身で「サイト全体のページ別訪問数/サイト全体のセッション数」を計算するようにしましょう。
以上、「訪問数」に関連して「ビュー数」との比較で説明しましたが、頭の整理になれば幸いです。
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