リスティング
2016.6.28
こんにちは!
みなさん、「リターゲティング」という言葉はご存知でしょうか?
リスティング広告を扱う人なら知らないとちょっと恥ずかしい、
必ず押さえておきたい用語になりますので、
この記事を読んでばっちりリターゲティング広告の性質と使い方を理解してくださいね!
リターゲティング広告とは、
「一度サイトに訪れたことのあるユーザーに絞って出稿できる広告」です!
「リターゲティング」の名前の通り、
一度サイトに訪れたことがあるユーザー=購入や申し込みなどの見込みが高いユーザー
を対象に出来るので、コンバージョン率をはじめとする広告効果を劇的に高められる手法になります。
そのため、ある程度の予算があるのであれば、是非リターゲティングの導入を検討してみてください!
「リターゲティング広告」と同様に使われる言葉に、「リマーケティング広告」があります。
この両者、何が違うのか気になるところですが、実は同義で使われています。
強いて言えば、「リターゲティング広告」が主にYahoo!スポンサードサーチで使われていて、
「リマーケティング広告」が主にGoogleアドワーズで使われている用語であるという程度の違いです。
前述の通り、リターゲティング広告は一度サイトに訪れたユーザーに絞って広告を出稿できるため、コンバージョン率が高いのが大きな強みです。
その他にも、一般的なディスプレイ形式のリターゲティング広告では、
検索連動型のリスティング広告より、広告枠(=インプレッション数)が格段に多いため、
CPCを低く抑えられる傾向にあります。
そのため、特に競合度が高くCPCが数百円~数千円になってしまう業界、
例えば、BtoBのデータ入力代行、プリントTシャツ、人材といった業界では
特に有効に働く広告手法になります。
そんな有効な広告手法であるリターゲティング広告を特に活用すべき場合をまとめると下記のようになります。
いずれかに当てはまる場合は、一度リターゲティング広告を検討してみましょう!
●自然検索などの流入経路が既に確保出来ているサイトで、リターゲティングを行うのに十分なユーザーリストがある場合。
●検索連動型のリスティング広告を続けているが、CPAが目標と大きく乖離してしまっている場合。
●平均CPCが高い業界で、どうしてもCPAが高騰してしまう場合。
●相見積りをされることが多い業界で、ユーザーの検討期間が長い場合。
●主要なキーワードで検索連動型のリスティング広告を、インプレッションの損失が無い状態かつ費用対効果も良く運用出来ているが、追加で広告費を使ってコンバージョン数を増やしたい場合。
ディスプレイ型のリターゲティング広告はYahoo!ディスプレイネットワークおよび、
Googleディスプレイネットワークといった媒体で出稿することが可能です。
それぞれ通常のディスプレイ広告と同様の設定を進めますが、
「ユーザーリスト」を設定する部分が異なります。
「ユーザーリスト」とは一度サイトを訪れたことのあるユーザーの一覧で、
その一覧に沿って広告を配信するのがリターゲティング広告です。
ユーザーリストを取得するためには、原則サイトにそれぞれの媒体が提供する
「リターゲティングタグ」を設置する必要があります。
そちらのタグを設置すれば、設置後に訪れたユーザーをどんどん一覧に追加していくことが可能です。
また、実はリターゲティングタグを設置する以外にも、
Google Analyticsのタグが埋め込まれていれば、ユーザーリストを作成することが可能なんです!
Google Analyticsのユーザーリストは、
任意の条件でリストに追加するユーザーを制限することが出来るため、
単に画面上から簡単に作成出来るという利点のみならず、
リターゲティング広告の費用対効果を高めるためにも有効なリスト作成手法になります。
詳細は下記の記事を参照してみてください!
↓↓↓
■意外と知らない!リマケタグ設置の必要なし!GoogleAnalyticsを活用したリマーケティング
http://deliways.com/blog/blog/94
このようにGoogle Analyticsのユーザーリストを活用することで、
少ない手間でリターゲティング広告を始めることが出来ます!
上記のような手順を踏んでリターゲティング広告を出稿開始したとしても、
その後の効果検証までを行わなければ本当に効果的な施策なのか判断出来ませんよね。
リターゲティング広告の目的はもちろんコンバージョンを獲得することですので、
コンバージョン数が重要な指標であることは明確です。
しかしながらコンバージョンのみに注目していると、
「リターゲティング広告をクリックはしなかったが、その後コンバージョンに至ったユーザー」などを含めた
本当の成果を見逃してしまうかもしれません。
そのような成果を見逃さないための指標が「ビュースルーコンバージョン数」です。
ビュースルーコンバージョンとは、「ディスプレイ広告がインプレッションしたが、その広告をクリックはせず、その後に別の経路からサイトを訪れて発生したコンバージョン数」になります。
例えば、「インターネット広告代理店Deliways」というサイトに一度訪れたユーザーにリターゲティング広告を出したとします。
広告を出した段階ではユーザーは気にも留めず、クリックをしなかったとします。
しかし、後日やはりインターネット広告代理店に問い合わせをしたくなったユーザーが、ふと以前ディスプレイ広告で見た「Deliways」という言葉を思い出して、検索エンジンで検索して、サイトからお問い合わせをしたとします。
そのようにして、再度サイトに訪れたユーザーが、サイトでコンバージョンすると、
その前に表示させたディスプレイ広告、今回であればリターゲティング広告にビュースルーコンバージョン1件がつくことになります。
このようなコンバージョンへの寄与は、単に「コンバージョン数」の指標を見ているだけでは確認出来ないため、リターゲティング広告を行うのであれば、必ずチェックするようにしましょう!
ちなみにビュースルーコンバージョンはGoogleアドワーズであれば、「表示項目」タブの「コンバージョン」という項目から選択してアカウント管理画面に表示させることが出来ます。
一方、Yahoo!プロモーション広告では項目としてビュースルーコンバージョンを表示させることが出来ないため、Google Analyticsの「Organic」チャネルからの流入増加を、出稿前と出稿後で比較するなどして効果を見るしかありません。
こちらについては不便なのをぐっとこらえて、Yahoo!プロモーション広告の機能追加を待ちましょう。。
ここまででディスプレイ型のリターゲティング広告をご紹介しましたが、
実は検索連動型のリスティング広告でもユーザーリストを活用してリターゲティングを行うことも出来ます。
こちらは「検索リターゲティング(Remarketing Lists for Search Ads:RLSA)」と呼ばれ、ユーザーリストに入っているユーザーにのみ、任意の単価調整率で広告を出稿出来る手法になります。
具体的には、検索リターゲティングで単価調整率を+100%に設定すると、入札単価を100円に設定してあるキーワードが、過去にサイトに訪れたユーザーに対してトリガーしたときの入札単価は200円となります。
この検索リターゲティングを使うことで、コンバージョン率が高いユーザーに限定してクリック単価を高く出来るので、
設定する単価調整率次第で、コンバージョン単価を安く抑えつつ、コンバージョン率を最適化することが可能なんです!
例えば、目標コンバージョン単価が10000円の商品をプロモーションしようと考えていて、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールから、サイトの平均コンバージョン率が約1%、再訪ユーザーのコンバージョン率が約2%だと分かっているとします。
このとき入札単価を100円、再訪ユーザーへの単価調整率を+100%にしておけば、コンバージョン単価10000円前後をキープしたまま、再訪ユーザーに対してのみ平均掲載順位およびコンバージョン率を高め、コンバージョン数を最大化することが出来ます!
少々地味な機能になりますが、損する確率は少なそうですよね。
詳しくはこちらの記事も参照してみてください!
↓↓↓
■RLSA、スポンサードサーチサイトリターゲティングの活用でCPAを改善しよう!
http://deliways.com/blog/blog/37
いかがだったでしょうか?
リスティング広告の基本となるリターゲティング広告ですが、
基本をおろそかにせず、着実に知識を蓄えて、
広告運用に活かしてくださいね!
リターゲティング広告の基礎知識はコチラから。
↓↓↓
リターゲティング広告の仕組みや活用法など~今さら聞けない7つの常識~ | webマーケティングの情報をデリバリー|Deliways
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