2015.10.23
ワイヤーフレームやデザイン作成や諸々の対応を経て、
コーポレートサイトを無事に本番公開したとします。
ところが、GoogleやYahooで検索しても
なかなか検索結果に表示されないことがあります。
お金をかけて制作したのになぜ表示されないのでしょうか。
今日はその対策について説明していきます。
クローラーが特定のサイトを見つけるのには一定の時間が必要です。
特に新規でドメインやサーバを購入して、
DNS設定(ドメインとサーバを紐付ける作業)を行った際には、
長いと10日〜1ヶ月程時間がかかる時があります。
経験則上、新規サイトではなく既存サイトに
ページを追加するような作業内容の場合であれば、
本番に公開してわずか数時間で発見されることもあります。
これらはあくまでそういう傾向がある、という話であって、
必ずしもその時間通りにGoogleに認識されるわけではないので、
予め理解しておいて下さい。
このクローラーの巡回速度を高める方法として、
Googleのサーチコンソールの活用があげられます。
旧ウェブマスターツールと呼ばれていたツールです。
社内でwebの担当を任された方は、
必ずこのツールを使いこなせるようになりましょう。
何かと便利なツールです。
サーチコンソールの使い方はとても簡単です。
https://www.google.com/intl/ja_jp/webmasters/
Googleのアカウントを作成した状態で上記からログインします。
・分析したいサイトのURLを登録。
・サーチコンソール上で発行されるファイルをサーバにup。
・確認ボタンを押下。
とざっくり上記のステップを踏んでサーチコンソールに登録すれば、
SEO周りで重要な情報を簡単に見れるようになります。
サーチコンソールの使い方詳細はどこか別の機会でお話するとして、
今回見てもらいたいのは左サイドバーにある
「クロール」という項目の内にある「Fetch as Google」。
ここをクリックするとクローラーを巡回させたいURLが登録できます。
特定のドメイン以下のURLを登録することもできれば、
1ページ単位で登録することもできます。
ここで気をつけていただきたいのは、
URLを登録した後に「インデックスに送信」というボタンを
押し忘れないことを気をつけて下さい。
このボタンまで押して、初めて作業が完了します。
Googleのクローラーがどのタイミングで巡回するかは基本分からない、
という話は上述した通りですが、このFetch as Googleを使うことで、
確実に巡回速度を上げることができます。
1週間経っても2週間経ってもサイトがindexされない場合、
まずはFetch as Googleを利用することで
大抵の場合は数日以内に表示させることが可能になります。
Fetch as Googleを使ってクローラーを巡回させているのに、
それでも検索エンジンにindexされない時があります。
そういった時にまず疑ってほしいのは、
そのサイトが重複コンテンツになっていないかということ。
サイト制作のためのライティングは意外と手間がかかるので、
多くの方に敬遠されがちです。
最悪なのは作業のショートカットを目的に、
他社サイトから内容を丸々コピーしてきてしまうことです。
結果としてGoogleからペナルティを受けてしまい、
Fetch as Googleをかけても全くindexされません。
その対策としては、結局0からライティングをきちんと行い、
1ページ1ページがオリジナルの文章になるように修正をかけ、
改めてFetch as Googleをかけることで解消されます。
それでもサイトがなかなかindexされないようであれば、
meta情報の内容が各ページにオリジナルな文章になっているか
全ページチェックしてみて下さい。
コンテンツがオリジナルの文章で書かれていて、
meta情報も全て固有の内容が入っており、
Fetch as Googleでクロールの巡回速度を高めていれば、
大抵の場合は2〜3日でGoogleにindexされます。
ここまで地道に作業をしていれば、
上記の通り大概Googleにindexされます。
ただし、特定のキーワードで多数上位表示されるかと言えば、
そう簡単にはいきません。
あくまでindexされるだけで、
例えば「社名」や「社名+サービス名」であれば
大抵1ページ目に表示されますが、
特定のキーワードで上位表示をさせたかったら更なる対策が必要です。
その方法については、
是非またの機会にご案内したいと思います。
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