アクセス解析
2016.12.12
「訪問数が〇◯伸びた!」といっても、結局その訪問がどれだけ売上に貢献しているのかを理解していますでしょうか。Googleアナリティクスでは、1訪問あたりの価値まで測ることができるんですよ。
今回はその方法についてご紹介します。
まず、「1回のセッションあたりの目標」を設定しておく必要があります。目標(コンバージョン)の設定のオプションの項目にある「値」を設定しましょう。
「管理」画面のビューの設定項目の「目標」で、コンバージョンに該当する目標を登録できます。そうすると、1回の目標達成(コンバージョン)に対して、その金額が成果金額として計上されていくという仕組みになっているのです。
では実際にこの機能を使ってどのような視点で分析すべきかについても述べておきます。
ここでは、トラフィック(参照元ドメイン、検索エンジン、キャンペーンなど)別の「1回のセッションあたりの目標値」から考えていきます。
「1回のセッションあたりの目標値」は、各トラフィックの1訪問あたりの価値を金額換算した指標です。
①短期的には、広告のキャンペーン別に「コンバージョンにあまり寄与していないキャンペーンはないか」という視点で見ていくことができます。集客トラフィックの粒度は、一番大ざっぱな「チャネル」では参照元、メディア、キーワードで、「すべてのキャンペーン」ではキャンペーン単位で、といった具合にさまざまな選択肢があるので、用途に応じて使い分けてみるといいでしょう。
②一方で、サイト全体の数値の方は、「1セッション(訪問)の価値が中期的に改善していっているか」といった見方をしていくとよいでしょう。短期的には気が付きにくい長期の傾向を見ることで、セッションの価値が低落していないかを定点観測しておくことで、先を見越したウェブ戦略をたてるのに役立ちます。
このように2つの指標を中長期的に見ることで、じわじわ悪化していることを早期発見することも重要です。ぜひ目標設定だけでなく、その目標がどれだけの価値があるのかについても把握しておくようにしましょう。
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