ツール
2016.4.26
お金をかけて広告を出すからには、今の広告がどんな効果を出していて、どうすればさらに良い効果が得られるかを明確に知りたいですよね?
そんなときに、広告の効果を測る指標としてよく使われるのが、「ROAS」と「ROI」です。
ネット広告を運用するうえで重要な概念になるので、広告運用担当者はしっかり
理解しておく必要があります。
今回は、ROASとROIの違いを具体例を交えながら解説します。理解できていないという方はこの機会に覚えておきましょう。
ROASは「Return On Advertising Spend」の略で、広告費用に対して「何%の売上が回収できたか」を測る指標です。
つまり、「1円の広告費に対して、いくらに売上が生まれたか」ということになります。
計算式は以下のとおりです。
ROAS=売上高÷広告費×100(%)
例えば、単価が1,000円の商材を10,000個販売し、売上1,000万円に対し発生した広告費が200万円だった場合、
1,000 × 10,000 ÷ 2,000,000 × 100 = 500%
つまり、広告費に対して5倍の売上があったということで、1円の広告費で5円の売上があったということになります。
Return On Investmentの略で、投資対効果と訳されます。広告費に対して「何%の利益が回収できたか」を測る指標です。広告費1円あたりの利益を指します。
計算式は以下のとおりです。
ROI=(コンバージョン数×平均利益単価-コスト)÷コスト×100
例えば、平均利益単価が1,000円の商材を10,000個販売し、売上1,000万円に対し発生した広告費が200万円だった場合、
(1,000 × 10,000 - 2,000,000) ÷ 2,000,000 × 100 = 400%
つまり、広告費に対して4倍の利益があったということで、1円の広告費で4円の利益があったということになります。
上記から、ROASが1以上であっても、ROIが1未満の場合があるので、その場合はビジネスとして成功しているとは言えない。
例えば、平均利益単価が1,000円の商材を100個販売し、売上40万円に対し発生した広告費が20万円だった場合、
ROAS = 400,000 ÷ 200,000 = 200%
ROI = ( 1,000 × 100 – 200,000 ) ÷ 200,000 = – 50%
このようにROASがプラスであっても、ROIがマイナスの場合があり、ビジネスとしては成功していないといえます。
広告運用の基本ではありますが、売上額と同時に利益率もチェックし、投資に見合った効果が出ているかどうかを常に確認し、改善施策を考えるか、打ち切るかを判断できるようにしましょう。
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