リスティング
2017.7.23
こんにちは!リスティング運用マンのこぶらです。
みなさんリスティング広告を運用していく中で、一度は自動入札の導入を検討されたことがあるかと思います。
ただそのとき「本当に成果が出るのだろうか?」、「手動でやらないと不安だ」と思って導入をしなかったという方も一定数いらっしゃるのではないかと思います。
そこで今回はアドワーズアカウントの状況に応じた、自動入札機能の最適な導入方法についてご紹介します!
Googleアドワーズの入札戦略には、「個別単価設定」と「自動入札戦略」の二つがあります。
このうちの「個別単価設定」の「個別クリック単価」を利用されている方が多いのではないでしょうか。
個別クリック単価は、上限入札単価を運用者が手動で設定をします。そのため、意図しない入札や、それに伴ったクリック単価の高騰が起こらないという点で安心です。
しかし、その調整対象が増えたらどうでしょう。
・広告主の予算が増えて、1日あたりのインプレッション数が数万を超えてきた。
・取り扱う商材の種類が増えて、広告グループが数百を超えてきた。
このような場合はどうでしょう。
1日に起こるオークションの数が増えるにつれ、手動で最適な入札単価を設定することは困難になっていきます。
特にディスプレイネットワークのキャンペーンなどでは、ターゲットとなるユーザー属性やプレースメントは膨大にあり、それら一つ一つに対して単価調整をすることは実質不可能になります。
そうなってきた場合には自動入札戦略を使うとよいでしょう。
具体的な状況と推奨の戦略をご紹介していきます。
前提としてアドワーズの自動入札機能は「データ」を基に入札を最適化していきます。
獲得案件であれば最も重要なデータは「コンバージョン数」になるでしょう。
では運用初期でコンバージョンが獲得出来ていない場合はどうでしょう。
コンバージョンの元となるのは広告の「クリック数」です。
当たり前ですがクリック数が増えれば、コンバージョン数が増えます。
そこで使えるのが「クリック数の最大化」になります。
クリック数の最大化では決まった予算の中でクリック数を増やすために、オークションのデータを学習して、入札単価を設定していきます。
まずはクリック数の最大化でクリックのデータを集めましょう。
クリック数の最大化である程度コンバージョンのデータが取れてきたら「拡張CPC」を利用しましょう。
拡張CPCは、過去のデータからコンバージョンの獲得の可能性があると判断したオークションにおいて、入札単価を引き上げて、コンバージョン数を増やすことが出来ます。
以前は入札単価の最大30%を上限として入札単価が引き上げられていましたが、2017年5月頃から上限が撤廃され、より最適な入札がされるようになりました。
この拡張CPCはあくまで手動で設定した入札単価をベースに調整がされるため、クリック単価が大きく変動するリスクを回避することが出来ます。
そのためコンバージョンを獲得しているアカウントでは積極的に利用するのがよいでしょう。
最後にご紹介するのが「コンバージョン数を最大化」する入札戦略です。
コンバージョン数の最大化では、過去のデータからコンバージョン数を最大化するための入札が行われます。
当然ながら過去のコンバージョンデータが多い方が入札の精度が高まりますので、過去30日間に15件に満たないキャンペーンでは利用することが出来ません。
また入札の精度を高めるには、過去30日間に30件以上のコンバージョンが必要で、50件以上が推奨とされています。
設定後2週間~1ヶ月間の学習期間をおかなければ成果が安定しないことにも注意です。
コンバージョン数の最大化は成功した場合のメリットが大きいですが、その反面成果が安定しないリスクがあるため、少額予算からキャンペーンを分けてじっくりとテストしてくのが良いでしょう。
いかがだったでしょうか。
Googleアドワーズの自動入札機能は非常に便利なものであるので、使うタイミングと使い方を理解した上で、リスティング広告の運用効率化に役立ててみてください!
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