マーケティングオートメーション導入で失敗しないための３つの方法

マーケティングオートメーションは導入がキモであるにも関わらず、その導入が非常に難しいです。導入で失敗しないためのコツを３つ見ていきましょう。

1.完全に自動化できるわけではないと認識する。

マーケティングオートメーションは、その名にオートメーションと入っていることから、全てシステムが自動でやってくれる夢の機械を思い浮かべる方もいらっしゃるかと思いますが、実際はメール配信シナリオ及び内容、フォーム、アンケート、追いかけメール等、設定すべきものが多種多用にありこれらは人間が設定する必要がります。人工知能を謳っているものもありますが、現状の技術力ではこれをシステムが自動で行う事は非常に困難です。万が一誤った設定をしてしまうと、その内容でずっとシナリオが進んでしまうため、トラブルに発展し兼ねません。運用後も細かな運用チェックが必要と言えます。

2.マーケティングの知識があるプロと戦略を立てる。

マーケティングオートメーションは、あくまでツールであり、誰かの考え方をロジックに落とし込み、プログラムが処理してくれるものです。ゆえに、その設計をする人のスキルが非常に重要となってきます。もちろん、現場の肌感覚というのは非常に重要ですが、人の感覚に従いすぎるのは非常に危険です。特にWebマーケティングの世界においては感覚を鵜呑みにせず、全てデータに基づいて判断することが重要です。また、リアルチャネルの攻め方と、オンラインでの攻め方も違ってきます。このあたりについては、マーケティングのプロと膝を突き合わせて戦略を練るのが一番です。マーケティングのプロだけでも成果は出づらいものですので、両者が協力して戦略、シナリオを構築していくことが重要です。

3.軽い気持ちで使い始めない。

マーケティングオートメーションで重要なのは、必ず成果が出ると思って取り組むことです。マーケティングオートメーションは使いこなせばこれほど便利なツールはない一方、使いこなすのが非常に難しいものです。また、初めはノウハウやデータがたまっていないため効果が出づらいものです。にもかかわらず、数ヶ月運用しただけで、苦労をかけたわりにやっぱり成果が出なかったと判断して辞めてしまうのは非常にもったいないです。始めは成果が出ないものだと割り切り、施策実施、検証サイクルを早めることで根気よく改善していきましょう。

Posted by：さくと