リスティング

2015.12.20

【リスティング運用初心者必見】キーワードのマッチタイプとは

こんにちは今回はリスティング運用初心者には是非知っていただきたい、
マッチタイプについて書こうと思います。

最近リスティングの運用を始めたばかりの方で、CPAが段々と悪化していったので気になり、
検索クエリを見たところ、アカウントの商品とは全く関係のないキーワードで
クエリが出ていたことは無いでしょうか。

例えば「オーダースーツ」をサービスとして取り扱っている企業の広告を
「家具 オーダー」や「家具 販売」というキーワードで調べるユーザーに見られているような状況です。

これではそもそもクリック数が伸びないでしょうし、たとえ広告がクリックされたとしても
ユーザーの目的が全く異なるのでコンバージョンに繋がる可能性が少なくなってしまいますよね?

このようなことを防ぐためにもマッチタイプを正確に理解して使いこなせるようにしていく必要が有ります。

マッチタイプとは

マッチタイプとはキーワードに条件を与えて、
その条件の元で調べられたユーザーにのみ広告を表示させる機能です。

 

マッチタイプには大きく4種類があります。
今回は 「オーダースーツ 採寸」というワードを例に4種類のマッチタイプを説明したいと思います。

 

4種類を表すと下記の図のようになります。

フルオーダー
それぞれを説明致します。

 

 

完全一致

完全一致とは指定したキーワードの組み合わせかつ、
指定したキーワードの順番のみで検索された場合に広告を表示させる機能です。
今回の例では「オーダースーツ 採寸」と調べられた場合のみ広告が表示されます。

広告検索条件が指定したもののみに限られているので、無駄クリックを出さず、
予算調整も正確に設定できます。ただ順番が違ったり、一文字でも異なる検索キーワードの場合は
表示されないので、広告の表示回数が少ないニッチなキーワードでやってもほとんど効果がありません。
更に完全一致ばかりでマッチタイプを設定するとキーワード毎に予算調整をしなければならなくなるので
非常に煩雑になります。

フレーズ一致

指定したキーワードプラス前後に別の言葉が入った場合も広告が表示されるルールです。

「東京 オーダースーツ 採寸」「格安 オーダースーツ 採寸 生地」でも表示されます。
逆に表示されないものとして指定したキーワードの間にワードが入るような「オーダースーツ 納期 採寸」が有ります。

指定したキーワードは必ずその順番で含まれるようになっているので、
完全一致とほぼ同程度の精度で求めるユーザーへ広告を打ち出す事が可能です。

絞り込み部分一致

指定したキーワードが入っていればその順番が逆になっても、間にワードが入っていても

広告が表示される形式です。

「オーダースーツ グレー 採寸」「採寸 子供用 オーダースーツ」などが対象です。

逆にどちらかのワードが出ていない場合は対象外なので、「オーダースーツ 値段」は含まれません。
精度は上記2つのマッチタイプよりも広くなりますので、検索対象を広げたい場合はおすすめです。

部分一致

こちらは対象キーワードのいずれかが入っている場合はもちろん、
最悪そのキーワードからGoogleのロボットで連想できるようなものまで検索対象になるマッチタイプです。

「オーダースーツ オプション」はもちろん「海外ブランド ジャケット」や「着こなし スーツ」と言った
対象としていないキーワードまで検索対象として含まれる可能性があります。
このマッチタイプはもっと多くのお客様をサイトに呼びたいが、
どういうキーワードでユーザーが入ってくるかよくわからないという場合に用いると、
広告運用者やその企業担当者が想定できなかったようなキーワードからの購入に繋がる可能性も有ります。

ただし、非常に広いキーワードでユーザーを囲い込むため誤った設定をしてしまうと
全く目的が違うユーザーまでサイトに呼び込む原因となってしまいます。

上で例として表したオーダースーツのお店のHPに「家具 オーダー」「家具 販売」
というキーワードで検索してくるユーザーの流入があるという件も、
例えば「スーツ 販売」というワードで部分一致をかけていたり、
「オーダー」というワードでフレーズ一致をかけていた場合でも、
対象になりうるキーワードなので注意が必要です。

クエリ除外を行う

上記のような事態が発生した場合はクエリ除外を設定してください。

Google・Yahoo!共に今までに調べられてきたワードの中で求めていないキーワードから
広告表示がされないように出来る設定です。

かなり地道な作業ですが、こちらを週に一度でも振り返り行ってもらうだけでも、
無駄クリックを獲得しなくてもすむようになります。

上記4つのマッチタイプを活用しつつ、不用な検索クエリを除外することで
コンバージョンが獲得できやすいキーワードのみを指定して広告の無駄うちが極力ない状況にして
広告の運用効率を高めていきましょう。

      
Posted by:なやさん
   


   
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