リスティング
2015.10.8
リスティング広告を始める時に、目標とするのはコンバージョン(CV)数や顧客獲得単価(CPA)が一般的です。
そして、それを達成するために必要となるのが、ターゲットユーザーに広告文をクリックして自社サイトを訪れてもらうことです。そのため、クリック率が高くコンバージョン率が高い広告文ができれば、目標に近づくことができます。
クリック数については、クリック率(広告がクリックされた回数を、広告が表示された回数で割ったもの)の数値を指標とし、これが高い広告文ほどユーザーを自社のウェブサイトへ誘導できている効果的な広告文と評価できます。
そして、一番よい広告文はクリックされた広告文の中でコンバージョン(CV)数が多い広告文となります。
クリック率の高い広告文を作成する際に気をつけるべきポイントは下記3つです。
1.広告文に登録キーワードを入れる
ターゲットユーザーが検索すると考え、登録したキーワードを広告文に入れましょう
ユーザーの検索したキーワードが広告文に含まれていれば、該当のキーワード部分が太字(ボールド)表示されるため、
視認性が高まり広告のクリック数増加が期待できます。
2.サービスや商材の特長を端的に表す
競合との差別化ポイントやサービスの特長を盛り込むことで、
検索ユーザーへの訴求力が強くなり、よりクリック数の増加が期待できます。
3.サイトリンク(クイックリンク)オプションを追加する
サイトリンク(クイックリンク)オプションとは、通常の広告文の配置(広告文のタイトル、説明文、リンク先URL)の下部に、
関連するページヘのリンク先を設定する事ができる機能のことです。こちらを設定することで、
ユーザーが求めているページに遷移しやすくなることや、広告枠が1行増える文、クリック率の向上が期待できます。
上記でクリック数が獲得できたとしても、コンバージョン(CV)を獲得できなければ効果の高い広告文とはいえません。
そのため、コンバージョン(CV)を獲得するために広告文に記載すべきポイントを下記に記載します。
1.タイトルに「購入」や「会員登録」など、コンバージョンに関するワードを入れる
購入、会員登録などがサイトの目的の場合、コンバージョンに関する言葉を入れると、
すでに目的を持ったユーザーを誘導しやすくなるため、コンバージョン率が高くなる可能性があります。
また、「購入」や「会員登録」を考えていない人を除外することもできるので、コスト削減にもつながります。
例)
Tシャツの購入なら〇〇へ
など
2.商品の価格を入れる
自社の製品が
・競合と比べ商品の価格が安い
・競合が価格を売りに出していない
などの場合、広告文で価格を表記することで、ユーザーに訴求することができ、
コンバージョン(CV)につながります。
例)
〇〇用Tシャツ 送料込400円
3.キャンペーンや特典情報を具体的に入れる
自社サイト内でキャンペーンや特典資料ダウンロードなどを行っている場合
そちらを記載することで、ユーザーに訴求ができコンバージョン(CV)につながります。
※注意点
広告文の飛び先にもキャンペーン・特典情報を見やすい箇所に記載しておかないと
ユーザーに逆に不親切な広告となってしまうので、注意が必要です。
例)
〇〇用Tシャツ 送料600円
今なら5000円以上で送料無料
4.ターゲット・地域を絞り込む
例えば、
・「新宿区で腰痛のお悩みなら」
・「子供向け 〇〇サービス」
のような広告文です。ターゲット、地域を絞ればその分コンバージョン(CV)しすくなりますが、
母数は少なくなるのでクリック率は低くなる傾向にあります。
5.期間を限定する
例えば、「❍月❍日まで限定セール中」
など期日までに見ないといけないと思ってもらえるような広告文です。
限定感を出すことでクリックしてもらいやすくなります。
上記にて広告文を作成し、運用していく中で広告文のABテストを行いより効果の高い
広告文を作っていく必要があります。
今回は実例を踏まえご紹介します。
行ったことは
1.検索クエリからよりコンバージョンが(CV)しそうな広告文を作成する
2.コンバージョン(CV)したキーワードから広告文を作成する
ことです。
<実例>
いままで「こだわり」という言葉を含んだ広告文を出していた案件の検索クエリをみたところ
「おしゃれ」という言葉で複数検索クエリがあったため、
想定顧客は「こだわり」以外に「おしゃれ」というキーワードに興味があるのではないかと推測し
広告文にも「おしゃれ」を追加したところ、コンバージョン(CV)が発生いたしました。
運用していく中で検索クエリにはよりよい広告文のヒントが転がっておりますので
ぜひ参考にしてみてください。
リスティング広告は、テレビCMやポスターなど不特定多数の人に訴えかける広告ではなく、
自社のターゲットに直接広告を打てる広告です。
そのため、常に自社のターゲットユーザーを考え、その人がクリックしたくなる、
申し込みたくなる広告文を常に意識し改善していくことが大切です。
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