2016.10.30
こんにちは!リスティング運用マンのこぶらです。
皆さん「アシストコンバージョン」という用語はご存知でしょうか?
「コンバージョンやビュースルーコンバージョンなら知っているけど、アシストコンバージョン?何それ?」という方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、「メジャーな指標じゃないから大丈夫」などと思ってはいけません。
この指標を使いこなせないことによって、本当の広告効果を計測出来ずに損してしまっているかもしれません!
そこで今回はこの「アシストコンバージョン」についてご説明します!
アシストコンバージョンは、正式には、
「アシスト インプレッション後のコンバージョン数」
「アシスト クリック後のコンバージョン数」
の2つの指標の総称になります。
「アシスト インプレッション後のコンバージョン数」とは、そのキャンペーンに属する広告を”見た”ユーザーが、その後に別の広告をクリックしてコンバージョンに至った際に、キャンペーンに対して計上される数値です。
「アシスト クリック後のコンバージョン数」とは、そのキャンペーンに属する広告を”クリックした”ユーザーが、その後に別の広告をクリックしてコンバージョンに至った際に、キャンペーンに対して計上される数値です。
どちらもラストクリックが発生した広告に対しては計上されないという点には注意が必要です。
これらは「アトリビューション」を分析する際の指標としても利用されます。
アトリビューション分析について、詳しくはこちらの記事を参照してみてください。
↓↓↓
AdWordsのアトリビューション分析!活用できていますか? | webマーケティングの情報をデリバリー|Deliways
「アシストコンバージョンが大事、大事というけれど、実際どう分析に役立つの?」
そう思ったあなたのために、実際に有効になる場面をご紹介します!
①「実は」コンバージョンに寄与している広告を見つける
直接の購入や問い合わせを目的とした、ダイレクトマーケティングのキャンペーンを稼働させている場合、広告の費用対効果はどうしてもCPAで見られてしまう傾向があります。
そのためCPAが高い広告から低い広告に予算を移してしまったり、場合によってはCPAが高い広告は停止されてしまったりすることもあります。
しかし、アシストコンバージョンを踏まえると必ずしも上記が正しい判断とならない場合があるのです。
それは、その広告が表示されていることによって、商品名や社名の認知を促進している場合です。
これは広告文にブランド名を入れていたり、Googleショッピングのキャンペーンを動かしていたりする場合に起こります。
特にAdWordsのショッピング広告キャンペーンでは、1つの商品に対して、「商品名」、「ショップ名」、「価格」が表示されるので、ユーザーの認知を促すことが出来ます。
このように、一度別の広告を見たり、クリックしたりした後に、同じ検索クエリやブランド名で検索して、広告をクリックしてコンバージョンに至るケースがあるため、アシストコンバージョン数が大きいキャンペーンの広告はCPAが比較的高くても安易に停止するべきではありません。
②ユーザーがどれくらい比較検討をしているかが分かる
①とは別にアシストコンバージョンが増える場合があります。
それは、ユーザーが同じ検索クエリで何社もの比較検討をしている場合です。
例えば、靴のECサイトを比較検討して、どこが一番安いかを探していたり、美容外科クリニックのサイトを比較検討して、どこか一番安心出来そうか探したりする場合が該当します。
そしてアシストコンバージョンが発生しているということは、比較検討した結果、自社のサービスが一番良いと判断された訳ですから、商品自体やランディングページの内容がユーザーのニーズにマッチしていると考えられます。
いかがだったでしょうか。
これを機に是非アシストコンバージョンも踏まえたアトリビューション分析を行って、広告効果を最大化してみてください!
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