リスティング

2016.11.27

Googleアドワーズの新機能、DFSA(Demographic for Search Ads)の設定方法および活用方法

Googleアドワーズの新機能、DFSA(Demographic for Search Ads)の設定方法および活用方法

 

こんにちは!リスティング運用マンのこぶらです。

 

突然ですが皆さん、「DFSA」ってご存知でしょうか?

 

これはGoogleアドワーズで最近リリースされた機能なので、リスティング広告業界の中でも知らない方がいらっしゃるかもしれません。

 

そこで今回はこのDFSAの使い方をご紹介します!

DFSA(Demographic for Search Ads)とは?

まずそもそもDFSA、Demographic for Search Adsと言われても日本人にはさっぱりですよね。笑

 

DFSAとは、「検索広告向けデモグラフィックターゲティング」などと訳されますが、簡単に言うと「年齢、性別、子供の有無といった”ユーザー属性”ごとにリスティング広告の入札単価を変えることが出来る機能」です!

 

いままでもGDNやYDNといったディスプレイ広告では実装されていた機能ですが、それが2016年9月頃から各アカウントに徐々にリリースされていました。

 

2016年11月現在では全てのアカウントで使えるようになっていると思われます。

一度ご自身で運用しているアカウントを確認してみてください。

DFSAの設定方法

DFSAを使うにしても、そもそも設定方法を知らなければ何も出来ません。

 

でも心配は要りません、DFSAの設定はとても簡単です。

イメージとしてはいままで使っていたデバイスの入札単価調整比率と同様と考えてもらえれば大丈夫です。

 

※デバイスの入札単価調整比率はコチラを参考にしてください。

リスティング運用者必見、最適なデバイスの入札単価調整率とは! | webマーケティングの情報をデリバリー|Deliways

 

DFSAを設定するためには、まずアドワーズのアカウントにログインして、DFSAを設定したい広告グループを選択します。

 

次に「ユーザーリスト」タブから「ユーザー属性」へ移動するとこのようなグラフと表が出てきます。

 

cpa

こちらの「入札単価調整比」から、-90%~+900%の範囲内で自由に調整比率を設定することが出来ます。

 

例えば、「女性」の調整比率を+100%、「18-24歳」の調整比率を+50%とすると、通常¥100で入札されているキーワードを、「18-24歳」の「女性」が検索した場合、入札単価+100%+50%=+150%されるので、¥250で入札されることになります。

DFSAの活用方法

DFSAの活用方法は大きく分けて下記の3パターンがあります。

 

①コンバージョンが獲得出来ているアカウントのCPA最適化

 

上記したデバイスの入札単価調整比率と同様に、各ユーザー属性のコンバージョン率に応じて単価調整比率を設定することで、CPAを最適化して、限られた予算内で最大のコンバージョン数を獲得することが出来ます。

 

②予算が少ないアカウントのインプレッション損失率(予算)の改善

 

数多く運用しているアカウントの中には、予算が少なくインプレッション損失(予算)が出てしまっているが、コンバージョンが獲得出来ているキーワードを止めるのはリスクだし、デバイスや地域によってもコンバージョン率に大きく違いが無い、というキャンペーンもあるのではないでしょうか。

 

そんなときにはデモグラフィックを見てみましょう。

 

コンバージョン率が年代や年齢によって大きく変化しているのであれば、コンバージョン率が低い属性に対しては入札単価を引き下げるべきです。

 

そうすることによって、その属性に対して使っていた予算を他の属性に充てることが出来、キャンペーンのインプレッション損失率(予算)を改善することが出来ます。

 

③ターゲットを絞った広告文、ランディングページの効果最大化

 

DFSAを使うことによって、性別や年齢を限定した広告文やランディングページを、検索連動型広告でも使えるようになりました。

 

たとえば、18-24歳の女性に対して出す広告文やランディングページに、「18~24歳の女性限定割引実施中!」などという文言を入れてみるのも良いかもしれません。

 

それによって、クリック率およびコンバージョン率を最大化させることも可能です。

 

 

 

いかがだったでしょうか。

 

今回登場したDFSAによって運用の幅が更に増えました。

とはいえ、最も大事なのは、コンバージョンに至るキーワードを見つけることと、そのキーワードに対して適切な広告文、ランディングページを設定することです。

そこをやり切った上で、更なる運用改善をしていくにはとても良い機能ですので、是非活用してみてはいかがでしょうか!

 

      
Posted by:こぶら
   


   
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