マーケティングオートメーション(MA)
2016.8.26
マーケティングオートメーションを成功させる上で重要であるにも関わらず、意外とないがしろにされているのがこのデータマネジメントです。データの正確性はマーケティングの効果に響きますので、設計や運用もしっかりとやっていきましょう。
データマネジメントとはその時の通り、データの管理方法です。特に、名寄せに話がフォーカスされることが多いです。例えば、電話番号がハイフンありなしが混じっている、同じ名前の会社が大文字、小文字、英語表記で入ってしまっている、株式会社がある/ない、㈱で入っている、ドットがある、ない、昔の社名で入っている、等ばらばらであった場合、データが重複してしまう可能性があります。
個人名も同様です。渡辺の辺(邉、邊)、高田の高(髙)等です。
これだけだと、一見何も問題がないように思います。ですが、実は下記のような問題が発生する可能性があります。
・営業してはいけないクライアント、例えば既に自社のクライントとなっているお客様、クレームを頂いたお客様等に対して、アプローチしてはいけないというフラグを付ける際に、違うお客様へ間違ってつけてしまう、対象のレコードが実は複数あり、ついてないレコードが発生してしまう可能性があります。
・例えば、Aさんが、実は違う名前でシステム上B、Cと存在していた場合にはスコアリングが正確に出来ません。そうすると、本来一人についているべきスコア75点が、Aさんには30点、Bさんには15点、Cさんには15点、といったように、意とせずスコアが分散してしまったり、正確に行動が追えずカスタマージャーニー通りの動きができなかったりします。こうなると、本来のマーケティングオートメーションとしての価値が大きく下がってしまいます。
データマネジメントは多くの会社で非常に課題であり、筆者は前職でも非常に苦労をした事の一つです。
これを防ぐためには、制約を設けてしまうのが一番です。例えば、全角しか入力させない、電話番号、メールアドレスは1意になっていて同じデータを入れようとすると弾かれる仕様にしておく、入力者を一人にする等、まずは入り口を制限することが重要です。
その上で、過去のデータを一度出力して手で綺麗にして入れなおす、定期的にデータチェックをするというのが地道ですが最も大事です。
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