マーケティングオートメーション(MA)
2016.9.23
マーケティングオートメーションと聞くと、“人工知能(AI)”を思い浮かべる方が多いと思います。
これに似た言葉として、“機械学習”、”ディープラーニング”という言葉がありますが、
実はこれ、別のものを指しているというのはご存知でしょうか?
人工知能とは、実は明確な定義は存在しておらず、定義そのものが議論の余地があるとされています。
人工知能の研究においては、現在2つの立場からアプローチされています。
1つ目:人間の知能そのものを機械で作ろうとするアプローチ
2つ目:人間が知能を使って行っていることを機械にさせようとするアプローチ
つまり噛み砕くと、
1つ目は、新たに人間の知能を持った何かを作ろうというアプローチで、
2つ目は今自分たちが頭で考えている思考パターン等を機械で置き換えてあげようというアプローチで、圧倒的に後者の研究が多いようです。
機械学習とは人間の論理的推論を代替する技術であり、データに基づいて機械が反復的に学習し、特定のパターンを見出す事を指します。
一般的に聞かれる人工知能とは、実はこの機械学習を指している事が多いです。言葉で書くと非常に堅苦しいですが、例えばWEBマーケティングに置き換えてみると、
ある健康食品を扱うサイトがあると仮定して、そのサイトに入ってくる際の検索キーワードが”ダイエット”の時はコンバージョンが多く、”デトックス”の時はコンバージョンが低いとすると、検索キーワード”ダイエット”で流入してくるユーザーは”デトックス”で流入してくるユーザーよりもそのサイトにとって魅力的である、と推測することが出来ます。
ディープラーニングとは、機械学習の手法の一つです。
従来の機械学習では、人間が特徴の定義を行っておりました。
例えば、WEBマーケティングで言えば、コンバージョン数、流入キーワード等を特徴として分析せよ、といったイメージです。
一方ディープラーニングでは、これらを指定せずに分析していると、機械が勝手に、例えば”流入キーワードは特徴だな”と判断して分析してくれます。この何が良いかというと、”人間が意識していないパラメータを特徴として抽出できる”点です。これがたまに記事になる、実はこんな要素が売上に貢献していた!という、あれです。
実際は、人間が気づいていない驚きの結果が出るなんてことは、稀なんですけどね…。
人工知能、機械学習、ディープラーニングを図的に表すと以下になります。
概念のレベルが異なりますので、ぜひ使っている言葉に注意してみてくださいね!
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