リスティング
2017.11.19
こんにちは!リスティング運用マンのこぶらです。
みなさん、リスティング広告のアカウント「hagakure」化とはご存知でしょうか?
hagakureとは、Google社が提唱している理想のアカウント構成のことで、従来の「キャンペーンや広告グループを細分化することで、最適化を図るアカウント構成」とは異なり、「キャンペーンや広告グループを出来るだけまとめて、シンプルでデータが溜まりやすくすることで、最適化を図るアカウント構成」のことです。
Hagakure化によってデータが溜まりやすくなるとはいえ、「成果を出すためにキーワードに応じて広告文を細かく出し分けたい」という要望もあるでしょう。
そんなときに活用したいのが、Google AdWordsやYahoo!スポンサードサーチで使える「広告カスタマイザ」です。
そこで今回はこの広告カスタマイザを使って、広告文を出し分けつつ、hagakure化を進める方法をご紹介します。
まずよくあるのが、ユーザーの所在地ごとに【東京都】、【大阪府】、…のように多数のキャンペーンが存在する場合です。
その理由としては広告文やランディング先URLを切り替えたい、というのが目的になっている場合が多く、本質的にはキャンペーンを分ける必要はありません。
このような場合は、ユーザーの所在地(Target Location)に対して値が割り当てられたフィードを作成することで解決出来ます。
例えば「所在地と広告文のフィード」というフィードを作成して、下記のように値を設定します。
Model Target Location
東京都 東京都, 日本
神奈川県 神奈川県, 日本
埼玉県 埼玉県, 日本
千葉県 千葉県, 日本
その後広告文に「{=所在地と広告文のフィード.Model:首都圏}のネット広告代理店なら」と記述しておけば設定完了です。
東京都にいるユーザーにこの広告が表示されるときは「東京都のネット広告代理店なら」と自動的に地域名が挿入されます。
次に、メインワードと地域名を掛け合わせたキーワードに対して、●●×中央区、●●×豊島区、…のように多数の広告グループが存在する場合です。
その理由としても①と同様に広告文やランディング先URLを切り替えたい、というのが目的になっている場合が多く、本質的には広告グループを分ける必要はありません。
このような場合は、ターゲットキーワード(Target Keyword)に対して値が割り当てられたフィードを作成することで解決出来ます。
例えば「地域名キーワードとURLのフィード」というフィードを作成して、下記のように値を設定します。
Model Target Keyword
chuoku +リスティング +中央区
toshimaku +リスティング +豊島区
minatoku +リスティング +港区
shibuyaku +リスティング +渋谷区
その後リンク先URLに「https://deliways.com/blog/listing/ {=地域名キーワードとURLのフィード.Model:tokyo}」と記述しておけば設定完了です。
中央区にいるユーザーにこの広告が表示されて、クリックされたときは「https://deliways.com/blog/listing/chuoku」と自動的に地域ごとのURLに遷移します。
最後は細かいユーザー意図に応じて広告文を出し分けたいときです。
このような場合も、ターゲットキーワード(Target Keyword)に対して値が割り当てられたフィードを作成することで解決出来ます。
例えば「ユーザー意図と広告文フィード」というフィードを作成して、下記のように値を設定します。
Model Target Keyword
リピート率75% +リスティング +効果
リピート率75% +リスティング +成果
手数料率10% +リスティング +費用
手数料率10% +リスティング +手数料
その後広告文に「{=ユーザー意図と広告文フィード.Model:実績1000件}のリスティング」と記述しておけば設定完了です。
「効果」や「成果」といった検索クエリを入力したユーザーには「リピート率75%」という成果面をアピールする広告文を、「費用」や「手数料」といった検索クエリを入力したユーザーには「手数料率10%」という費用面をアピールする広告分を表示させます。
いかがだったでしょうか。
上記を実践してアカウント構成をシンプルにして、hagakure化を進めてみてくださいね!
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