2017.3.22
こんにちは!リスティング運用マンのこぶらです。
みなさんリスティング広告の「推定クリック率」という用語はご存知でしょうか?
当たり前に「クリック率」は知っているけど「推定」って何やねんと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実はこの「推定クリック率(pCTR:Predicted Click-Through Rate)」という値は、リスティング広告の表示を決めるオークションにおいて使われてます。
そこで今回はこの推定クリック率についてご紹介します!
まず推定クリック率とは過去の掲載結果データに基づいて未来推定されるクリック率に関する指標で、アカウントに登録している各キーワードおよび広告文に対して算出される値です。
あくまで「推定」ですので、当然ながら実際のクリック率とは一致しません。
キーワードの推定クリック率がどのような場面で使用されるのかというと、広告の表示を決めるオークション時になります。
リスティング広告の掲載順位は「広告ランク」という指標によって決まります。そしてこの広告ランクは「広告の推定クリック率」と「入札単価(上限クリック単価)」の2つによって決まります。
この広告の推定クリック率を決める要素の一つが、キーワードの推定クリック率になります。
つまり、キーワードの推定クリック率が高くなるほど、広告の推定クリック率が高くなり、広告ランクが高くなり、広告が上位に掲載されることになります。
ただし広告の推定クリック率には、キーワードの推定クリック率以外の指標も影響することには注意が必要です。
入札単価を引き上げて広告の掲載順位を上げれば、キーワードのクリック率が上がり、結果として推定クリック率も上がるのではないかと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、それは間違いです。
推定クリック率と入札単価は互いに広告ランクの要素であるため、互いに独立していないと意味がありません。
そのため推定クリック率を算出する際には、掲載順位によるクリックへの影響を除くために、正規化(ノーマライズ)という処理がされています。
これにより、入札単価および掲載順位と、広告およびキーワードの想定クリック率が互いに独立な指標として成り立つことになります。
いかがだったでしょうか。
今回は推定クリック率とオークションの関係をご紹介しました。次回は推定クリック率を上げることについて考えていきます!
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