マーケティングオートメーション(MA)
2016.7.22
オプトイン、オプトアウトという言葉をご存知でしょうか?メールマーケティングをする上でこれを理解しておかないとトラブルの元となりますので、必ず覚えておきましょう。
オプトイン、オプトアウトは、メールの配信方法の拒否方法です。オプトインとは本来、参加する、加入するという意味の言葉です。メールマーケティングでは、”事前に受信の承認を得ること”を指します。例えば某ショッピングサイトの完了画面直前でたくさんメルマガのチェックボックスがデフォルトで入っていることがありますが、あれです。あそこにチェックが入っている=メールマーケティングをして良いですよ、という意味になります。ですのでチェックを外さない限りはメールが飛んできます。ユーザーに優しいのはデフォルトでチェックが入っておらず、本当に欲しいものだけチェックを入れる方式ですが、多くのサイトではメールを数打つ事が一つの評価指標であるためこのような仕様になっています。
オプトアウトとは本来、参加しない、脱退するといった意味です。こちらは上記とは逆でとりあえずメールは全員に送信するので嫌な人だけ拒否設定してくださいね、という考え方です。配信されたメール内に、拒否したい方はこちら、といったようなリンクが有り、こちらに飛んで送信設定を解除できます。
2008年12月に特定電子メール法及び特定商取引法が改正・施行され、これによってオプトアウトメールが禁止されました。これは、消費者の同意を得ずに送るメールは迷惑メールとみなされたためです。法人に対する罰金額は3,000万円です。また、総務大臣がプロバイダなどに対し迷惑メールの送信元アドレスなどについて契約者情報の提供を求めることが可能となりました。こちらは非営利団体や営業を営まない個人が送信する電子メールは対象外ですが、SMSも対象となります。
メールマーケティングを行うためには上記のようにオプトインが必須であると同時に、この同意を取った旨の記録を最後にメールを送った日から1ヶ月間保存する必要があります。
このように、メールマーケティングは過去の迷惑メールの経験から法律で厳しく制限されています。知らないと大変な事になる可能性もありますので是非ともこのあたりの知識は身につけた上でマーケティングを行ってくださいね。
Deliways内検索Search
カテゴリーCategory