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海外のマーケティングオートメーションHubspotについて調べてみた

海外のマーケティングオートメーションサービスの一つ、Hubspotはご存じでしょうか？

こちらの銘柄がニューヨーク証券取引所に上場しているので、IR情報より情報を調べて見ました。

Hubspotについて

Hubspotは、2006年6月に設立されたアメリカ合衆国マサチューセッツ州に本社がある会社です。

社員は1200以上で、ケンブリッジ、ダブリン、シドニーにオフィスがあります。

Hubspotサービスについて

Hubspotはインバウンドマーケティングに強みを持つツールです。

現状で23,226ものお客様が90以上の地域にいるそうです。単純に割り戻すと1つの地域当たり258社となります。売上は直近でY/Yで+44%と、ぐいぐい来ている事が分かります。Hubspotを販売する代理店も3500社以上あるとのこと。Hubspot Academyというのも作っているのですね。

一番安いプランは2.4万円/月で、プラン×コンタクト数の固定＋従量課金になっているんですね。

Hubspotの財務状況

2016年データですと、

売上：＄270.9M

原価：＄59.6M

売上総利益＄211.3M

販管費：＄223.2M

営業利益：＄-11.9M

となっています。売上総利益率は78%と、ソフトウェアのメリットが十分に出ています。

一方で販管費に多くの資金を注ぎ込んでいます。特に販売管理費には＄162.6Mもの金額を投下しています。

売上、営業利益共に右肩上がりで、営業利益率はまだマイナスなものの、マイナス幅は縮小している状況です。時価総額は3/14日時点で23.38億ドルです。PSR(株価売上高倍率)は8.6倍となかなか高い数値ではないでしょうか。

出典：http://s2.q4cdn.com/235752014/files/doc_presentations/IR-Deck-4Q16-FINAL.pdf

日本にもついにオフィスが

2016年の夏にHubspotが東京にオフィスを構えました。大手町ビルにあるそうです。現在14名の社員がいるとのことですが、日本市場のGMがわずか6ヶ月で退任したことからも、一筋縄ではいかない事が推察されます。