リスティング
2015.10.15
リスティング広告で重要なのはコンバージョンを獲得することです。
そのコンバージョンを獲得するための流れまとめると
1,見込み度の高いユーザーに広告をクリックしてもらう
2,自社サイトを見てもらう
3,サービスに納得していただきコンバージョンに至る
この流れになります。
この「見込み度の高いユーザーに広告をクリックしてもらう」のに必要になってくるのが掲載順位です。
たとえ広告が表示されても2ページ目やページ下部に表示されていたらあまり目につかず
クリックされずコンバージョンも発生しない状況となってしまいます。
今回はこの掲載順位についてご紹介します。
そもそものリスティングの広告枠はプレミアムポジションと呼ばれる広告枠と右側に表示される広告枠の2つに大枠分かれます。
※画面左:プレミアムポジション、画面右:広告枠
上位表示され、このプレミアムポジションに表示されればクリック率は高くなります。
プレミアムポジションに表示されればクリック率も高まりコンバージョン獲得しやすくなるので、
順位は高ければ高いほどいいのか、というと実はそうではありません。
例えば、SEO対策をするのであればできるだけ1位を目指して掲載順位を上げていくと思います。
しかし、リスティングはクリック課金制なので、順位を上げることは重要ですが、
そこにはメリットとデメリットがあります。
リスティングで掲載順位を上げる際のメリット
1,クリックされやすくなる
最初に表示され目につきやすいため、クリックされやすくなります。
2,最初に表示される分、魅力があがる
「サイトリンクオプション」などプレミアムポジションに表示された時に更に枠を広げられる機能もあるため、上位表示させたほうがサービスの訴求もできるようになります。
リスティングで掲載順位を上げる際のデメリット
1,費用がかかる
上位表示するには競合よりも入札価格を上げて行く必要があるため、クリック単価も上がりやすくなります。
また1位表示にこだわる場合は、下位の競合の入札が上がればその分クリック単価も上がるので費用が高騰する傾向にあります。
2,無駄クリックが発生しやすい
上位表示された場合、興味本位でのクリックも発生するので無駄クリックが発生し、
不要なコストがかかる可能性があります。
上記で上げたように、リスティングは上位表示すればするほど費用がかかってしまいますので、目標のCPAに合わせて戦略的に掲載順位を決めていく必要があります。
もちろん、広告が上位表示されていた方がクリック率は高くなるのでコンバージョンが獲得しやすいのですが、上位表示していないからといってコンバージョンが獲得できないわけではありません。
広告文をしっかり作り込み競合との差別化ができていれば、問題はありません。そのサービスを本当に探している、欲しいと思っているユーザーは1位~8位までを比較・検討してみていきます。1位~3位を見たが悩みを解決できなかったので、4位~8位も見ていくという行動です。
そのため、広告の掲載位置でクリック率は変化しますが、クリックされた後のコンバージョン率は変化しませんので、予算に合わせて掲載順位を調整していくことが重要となります。
調整していくことで、キーワードにもよりますが
下記の例のように上位表示されなくてもコンバージョンが獲得できることもあります。
上位表示された場合にコンバージョンが高かった例
上位表示されていない時にコンバージョンが高かった例
戦略的に検索ページの掲載位置を調整するには、決まった方法はありません。
競合の入札状況や時間帯、曜日によっても順位は変動していくので、狙った順位を狙うのは難しいかもしれませんが、単価を調整して目的の順位に表示させられるように日々調整をしていく必要があります。また、自動入札機能を使って所定の掲載順位を設定する方法もあります。
検索結果の上位に表示された時とそれ以外の結果を比較するには
、Google AdWordsの分割機能「上部 VS その他」を使うと便利です。
こちらにて上位表示された時とそれ以外に表示された時のデータを比較することができます。
リスティングでコンバージョンを獲得するためには、掲載順位を上げクリックしてもらうことが重要ですが、
上位表示されることが全てではありません。
いかに見込み度の高いユーザーにアピールしクリックしてもらえるかが重要となりますので、予算と相談しつつ掲載順位を最適な位置に調整していく必要がありますので、日々確認しつつ最適な掲載位置を見つけていただければと思います。
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