マーケティングオートメーション(MA)
2016.10.7
マーケティングオートメーション(MA)は、顧客とのコミュニケーション手段として捉えることができますが、
どこを起点に考えたコミュニケーションかという視点で考えると、二つのタイプが存在しています。それは
“企業起点”と、“顧客起点”です。
企業起点のマーケティングでは、下記の手順で進めていきます。
1.伝えたい内容を決定
2.蓄積されたデータから、セグメント分け及びターゲティングを行う
3.顧客ごとに最適化されたシナリオを実行
例えばどういうことかというと、
“冬物の高級コート”を売りたいと考える
↓
高級コートを買ってくれそうな世帯年収1,000万円以上のお客様をセグメント分け
さらに、会員ランクでもセグメント分け
↓
会員ランクに合わせたメールを作成し、送信。
企業起点のマーケティングは、確かに一斉に送るメールよりは反応率は高いです。
しかし一方で
マーケティングコンテンツの作成やオペレーションを考えるとものすごくコストがかかってしまいます。
顧客起点のマーケティングとは、ずばり、“顧客の動きや状況の変化に対応するコミュニケーション”です。
例えば、ネットショッピング購入後に送られてくる注文確認メールであったり、商品発送メールといった、トランザクションメールがこれに当ります。
え、こんなの普通じゃない?と思う方もいるかとおもいますが、
実は、普通のメールマガジンよりも開封率はずっと高いのです!
応用的な所でいうと、あとxxポイントでゴールド会員になりますよ、といったメールだったり、資料請求後に、”その後いかがでしょうか?”といったメールを送るのも、顧客起点のマーケティングです。
顧客起点のOne to Oneマーケティングは、カスタマージャーニーをベースにしたマーケティングと言えます。
最近顧客目線、といった言葉がよく使われることからも、顧客起点のマーケティングの方がいいんだろうなと思う方もいると思いますが、そうです。
何故なら、反応率が比較して高いからです。
これは、”なぜ、自分に送られてきたのか”がはっきりしているためです。
自分ごととして感じてもらうという事は実は凄く重要です。
皆さんもぜひマーケティングオートメーションを使う際には、
企業目線ではなく”顧客目線”のアプローチを心がけてくださいね。
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