リスティング
2017.8.27
こんにちは!リスティング運用マンのこぶらです。
前編ではリスティング広告の目標を数値化して因数分解することで、成果が出ない原因が明らかになっていくことや、目標CPAを達成出来ない要因はCVRが低いことに帰結することをご紹介していきました。
後編ではそのCVRが低い原因を明らかにしていきます!
まずは過去に目標を達成していた、すなわち成果が出ていたことがある場合について考えます。この場合はとても簡単です。
リスティング広告のアカウント上の「分割」という項目で「月」や「四半期」を選択して、「成果が出ていた過去」と、「成果が出ていない現在」を比較してみましょう。
前述の通り、CPCが過去と比べて高くなっている場合は入札単価を調整して、成果が出ていた時期と同じ数値に下げましょう。
そして次にCVRですが、過去に成果が出ていた場合は何も考えずにその当時の設定に戻しましょう。
リスティング広告のCVRはターゲット、キーワード、広告文、ランディングページの4つの要素で決まります。
それぞれが当時と同じ設定になっていれば同様の成果が期待出来るはずです。
次に過去に目標を達成していたことがない、すなわちずっと成果が出ていない場合について考えます。
アカウント全体を見て成果が出ていないと考えていても先に進まないため、ここまで同様、アカウントを構成要素に分割していきます。
アカウントはキャンペーン、広告グループ、キーワード、広告文とランディングページという構成要素で出来ています。
そのため、それぞれのキャンペーン、広告グループ、キーワード、広告文とランディングページに対してCVRの数値がどうなっているかを確認します。
もしCVRが高い構成要素があればそれを残してその他を停止します。
そのようにすれば理論上まずはCVRを高めてCPA目標を達成することが出来ます。
最後に過去に目標を達成していたことがない、かつキャンペーン、広告グループ、キーワード、広告文とランディングページで分割しても成果が出ているところがない場合を考えます。
そのような場合は、広告を表示しているターゲットで分割します。ターゲットとは、デバイス、地域、時間帯、年齢や性別などのことです。
例えばモバイルではCVRが高いけれども、パソコンではCVRが低いということが分かれば、パソコンへの配信を切ったり、入札単価調整でCPCを引き下げたりすることで、全体のCVRを上げることが可能です。
いかがだったでしょうか。
このように数値化と因数分解を繰り返すことで、成果が出ない原因を100%確実に明らかにすることが出来ます。
これを参考にして、まずは成果の出ていないアカウントの原因調査を行ってみてください。
原因が具体的に分かれば、対策も具体的になり、成果が出てくるかと思います!
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