2015.10.28
突然ですが、リスティングを運用している皆様。
入札戦略は何を選択しているでしょうか。
手動でクリック単価設定?
自動でクリック単価設定?
はたまたコンバージョン単価設定を選んでいるでしょうか?
その入札戦略の欄に、ちょこんと存在している
「拡張CPC」
こちらの機能をご存知でしょうか?
また、上手く使いこなせているでしょうか。
今回はこの「拡張CPC」についてまとめてみたいと思います!
拡張CPCとは、
Google AdWordsが提供している自動入札機能の一つで、
過去のコンバージョンの実績に基づいて、キーワードの推定のコンバージョン率を算出し、コンバージョンの見込めるキーワードのオークションでは上限クリック単価を最大30%まで引き上げて、競合より上位に表示されるよう自動で調整してくれる機能です!
反対に、コンバージョンの見込みが低い広告オークションでは上限クリック単価を引き下げて、無駄なコストを削減してくれる優れものです!
つまり、自動設定と手動設定の間のような設定で、
ある程度手動で、上限クリック単価をコントロールしつつコンバージョンの見込みが高い時には自動で微調整をしてくれるという便利機能です!
「そんな便利な機能、設定が大変なんでしょう?」と思った貴方!
下記にて詳しく!誰でも分かるようにご説明しますので、ご安心を。
まず、
この機能はキャンペーン単位での設定が可能です。
キャンペーンの設定画面の中の、入札戦略の中に「拡張CPC」の欄があります。
まずは、そちらまでたどり着きましょう。
そして、「拡張CPCを有効にする」のチェックボックスをポチっとしてください。
続きまして、、、、
と言いたいところですが、これにて全ての設定が完了です。
たったのこれだけ。わずか5秒の作業。
ひじょーーーーーーーーに簡単です。
便利な機能、かつ、設定が非常に簡単ということで、
ここまで読んで「今すぐ設定しよう!」と考えている貴方!
少し落ち着いて、ぜひ最後までお付き合いください。
便利な拡張CPCですが、デメリットももちろん存在しています。
①特定のキーワードを上位表示したい等の設定は出来ない
・多少CPAが悪くてもビッグワードでは上位に出していたい
・ECサイトなどで多くの商品を扱っており、コンバージョン率は高いけれど利益が小さい、コンバージョン率は低いけれど利益が大きい
など、AdWords上の数値だけでは判断出来ない理由で調整が必要な場合、そういった個別の設定をすることは出来ません。
どうしても拡張CPCを使用したい場合は、キャンペーンごとの設定になるので、
上記の特定のキーワードのみキャンペーンを切り分けて運用するのが良いでしょう。
②コンバージョン数の少ないキャンペーンの場合、逆効果になる場合も
コンバージョンが少ないキャンペーンで、この拡張CPCを使用すると、
自動調整の際に参考にしているデータが十分ではないため、
・「たまたま」コンバージョンしたキーワードを見込みが高いと判別し、入札単価を引き上げてしまう
・注力したいキーワードのコンバージョンが獲得出来ていない為、見込みが低いと判断されて入札単価を引き下げ、掲載順位を落としてしまう
という場合もあります。
コンバージョン数が少ないアカウントでは、まずは通常の運用でコンバージョンを獲得し、
十分なデータ量が集まった段階で、徐々に最適化すると良いでしょう。
Yahoo!プロモーション広告やGoogle AdWordsには日々便利な機能が追加されていて、
「よく分からないので使用していない」
「よく分からず使用しているが、使いこなせているか分からない」
なんて方も多いのではないでしょうか。
今後も、便利な機能についてフューチャーして記事を書いていきますので、参考にしてみてください!
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