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Googleアドワーズの「1日の予算を変更する」自動化機能で運用を効果的に行おう

こんにちは！リスティング運用マンのこぶらです。

リスティング広告を始めとする運用型広告の運用自動化が叫ばれて久しいですが、みなさん自動化機能を使いこなせていますでしょうか？

特にGoogleアドワーズは誰でも使える自動化機能を数多く用意してくれているので、これを使わない手はありません。

そこで今回はGoogleアドワーズの自動化機能の中の、「1日の予算を変更する」機能についてご紹介します！

※予算の変更にも色々な種類があるため、今回は曜日ごとに変更する方法に絞っています。

「1日の予算を変更する」はどんな自動化機能？

Googleアドワーズの「1日の予算を変更する」は、その名の通り、「決めた頻度」で「決めたルールに従って」、「決めたキャンペーン」の日額予算を変更してくれる自動化機能です。

「1日の予算を変更する」は「キャンペーン」タブの「自動化」の「キャンペーンのルールを作成」から設定することが出来ます。

この「1日の予算を変更する」をクリックすると詳細な設定画面が開きます。

この各項目を入力していくだけで、簡単に1日の予算を変更することが出来ます。

例えば、「土日だけ予算を平日の1.5倍に上げたい」という要望がある場合は、まず「毎週土曜日の午前0時に予算を+50%する」というルールを作成します。

これによって、平日の予算が1万円だった場合、土曜日の午前0時に1.5万円まで予算が上がります。

次に平日になったら予算を戻さなければいけないので、「毎週月曜日の午前0時に予算を-33.3%する」というルールを作成します。

これにより、1.5万円になっていた土日の予算が1万円まで下がります。

このように1日の予算を自動で変更するように設定しておけば、毎週のルーティンタスクを減らすことが出来ますね。

「1日の予算を変更する」はどんな場合に有効？

このように便利なGoogleアドワーズの予算変更の自動化ルールですが、どんなときでも有効な訳ではないので、使い所を間違わないようにすることが必要です。

まず運用しているキャンペーンの「検索広告のインプレッション シェア損失率（予算）」を確認しましょう。この数値が0%か10%未満である場合は、毎日の費用が設定されている予算に達していないため、予算を変更しても実際の費用は変わらないです。

その上で注目したいのが「各曜日におけるコンバージョン率」です。予算を上げるべき曜日というのは、コンバージョンが獲得出来る曜日です。もしコンバージョン率が各曜日で大きく変化していないのであれば、曜日ごとに予算を変更しても効果は見込めません。

つまり、「検索広告のインプレッション シェア損失率（予算）が出ていて、曜日よってコンバージョン率が変化するようなアカウント」であれば、自動化が有効にはたらくのです。

「1日の予算を変更する」を使用する上での注意点は？

このように正しく使えば予算変更機能は有効な自動化ですが、設定を誤ってしまっては元も子もありません。そこで最後に「1日の予算を変更する」を使用する上での注意点をご紹介します。

まず、「予算を上げるルールと下げるルールをセットで設定する」ことです。予算を上げるルールのみを設定しておくと、毎週毎週予算が上がっていくので、月の中盤で一ヶ月の予算を使い切ってしまった、などということになりかねません。

次に、「予算を上げるときと下げるときでは調整率が異なる」ことにも注意が必要です。例えば、月曜日だけ予算を1.2倍に増やしたいときは、月曜日の0時に予算を「+20%」して、火曜日の0時に予算を「-16.6%」しなければなりません。これを誤って火曜日の0時に予算を「-20%」してしまうと、元々の予算の1.2 * (1 – 0.20) = 0.96倍となり、4%少ない予算になってしまいます。

最後に、これは自動化に限らず広告運用全てに言えることではありますが、「導入直後は頻繁にアカウントを見る」ようにしましょう。いくら万全と思って設定やチェックをしていても、人の手で行うことですからミスをする可能性はゼロではありません。そして万が一ミスをしたとしても、早い段階で気付けば大事にならずに済むこともあります。

いかがだったでしょうか。

Googleアドワーズにはこのほかにも有効な自動化機能が用意されているので、色々と使ってみてリスティング広告運用を効率化してみてくださいね！