リスティング
2016.12.24
こんにちは!リスティング広告運用マンのこぶらです。
ここまではターゲットを”絞る”施策についてご紹介してきました。
ここからは逆にターゲットを”拡げる”施策についてご紹介していきます!
「シミラー(類似)ユーザーリスト」とはGoogleアドワーズで利用可能な機能で、「リターゲティング用リストのユーザーと興味や関心が共通しているユーザーのリスト」のことで、リターゲティング用リストのCookie数が500件以上になると自動作成されます。もちろん、このリストに限定して広告を配信することが可能です。
シミラー(類似)ユーザーに対して広告を配信するメリットは、大きく分けて2つあります。
一つはCPAを高騰させずにコンバージョンを獲得出来ることです。リマーケティングは広告を「誰に出すか」という点において、現時点で最も優れているプロダクトですが、ユーザーリストをwebサイトへの訪問数より増やすことは出来ないため、コンバージョン数を最大化するためには力不足なプロダクトです。一方でシミラー(類似)ユーザーリストは、リターゲティング用リストの10倍を優に超える件数になるため、比較的コンバージョン率が高いと考えられるユーザーリストを大量に増やすことが出来ます。
もう一つのメリットは新規ユーザーを獲得出来るということです。当然ながら新規ユーザーのコンバージョンとリピーターのコンバージョンでは広告主のビジネスにおいて価値が異なることが多く、新規獲得件数をビジネスの重要指標としている事業も多いでしょう。そのためリマーケティングでは獲得出来ない新規ユーザーを獲得出来ることは、シミラー(類似)ユーザーリストに対する広告配信の強みになります。
また新規ユーザーの流入数が増えるということは、リマーケティングリストのユーザー数が増えることになり、それによりリターゲティングによるコンバージョン数も増加していきます。
上記の理由からシミラー(類似)ユーザーに対する広告配信はCPAの水準を維持しつつ、コンバージョン数を最大化させるのに非常に有効です。
「レスポンシブ広告」はGDNおよびYDNの新しいプロダクトで、「画像とテキストの1セットを用意するだけで、全てのサイズの広告枠に広告を配信出来る」というものです。
従来は広告枠のサイズに合わせてバナーをいくつも作成しなければいけなかったのに対して、レスポンシブ広告は1つ作成するだけで良いのです。
それにより、バナーが足りないがために広告を配信出来ていなかった広告枠にも配信をして広告のインプレッションを増やし、コンバージョンを最大化させることが出来るようになりました。
また一部アカウントではレスポンシブ広告に切り替えたことによるクリック率の上昇も確認されており、それによりクリック数が増えてコンバージョン数が最大化された成功事例も出て来ています。
「レモーラリスティング」とは株式会社クロスリスティングが提供する、gooやOCNといったサイトでの検索結果画面に広告を配信する検索連動型広告です。GoogleアドワーズやYahoo!スポンサードサーチと同様に、登録したキーワードが検索された際に広告が表示される仕組みです。
検索連動型広告はインプレッション数がキーワードの検索される回数に依存するため、インプレッションシェア100%を占めるとそれ以上インプレッション数を伸ばすことが出来ません。
そのため検索連動型広告を運用していると「せっかく低いCPAでコンバージョンを獲得出来るキーワードを見つけたのに、Google、Yahoo!ではこれ以上出せない!」という課題にぶつかることもしばしばです。
このような場合にレモーラリスティングを使ってインプレッション数を伸ばすことで、コンバージョン数が最大化されることは明らかでしょう。
Google、Yahoo!の検索連動型リスティング広告を出し切ってしまったという場合には、YDNの「サーチターゲティング」も有効です。
サーチターゲティングは検索結果にこそ広告を表示出来ないものの、ユーザーの検索履歴を基にディスプレイ広告を配信することが出来るため、実質検索連動型広告と同様のユーザーに広告を配信することが可能です。
例えば、サーチターゲティングのキャンペーンを作成して「ネット広告 代理店」というキーワードを登録しておくと、「ネット広告 代理店」と検索したがリスティング広告をクリックしなかったユーザーや、他社のリスティング広告をクリックしたが自社のものはクリックしなかったユーザーに対して、ディスプレイネットワークで広告が配信されます。
そのためレモーラリスティング同様に、ニーズが顕在化しているユーザーのインプレッション数を伸ばすことで、コンバージョン数を最大化することが出来ます。
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