2015.10.23
リスティング広告は広告予算も広告主側で決める事ができる広告です。
この予算は企業によって、月間100万円、1,000万円使われる企業様もあれば、毎月1万円~2万円という広告費で広告を出している企業様もあります。企業様の目的によって異なりますがリスティング広告を出稿し、毎月安定して広告を表示させコンバージョンを獲得するよう改善していくことが一番良い運用とされています。
ただ企業によってかけられる費用に限りがありますので、なかには
・予算を超過しないよう月末に入札価格を下げ調整する
・一日の予算が不足し広告が表示されない時間帯が出てしまう
など予算が不足し安定して運用をすることができず、限られた状況の中で有効なクリックを集めて行く必要が出てくるかこともあります。
今回はそのような時に行うべき施策をご紹介します。
そもそも予算が不足している状態はどういうことでしょうか。
それは下図のように管理画面ログイン後、キャンペーンのステータスが「予算による制限」と表示されている状態のことです。
この場合、コンバージョンを獲得出来る機会(広告が表示される機会)があったにも関わらず広告が表示されていないという状況が起きていることを指しています。検索ユーザーからすると「さっき見たウェブサイトをもう一回みたい」と、何度かキーワードを入れて検索をしても、出てこないので他のウェブサイトで購入をしてしまうかもしれない状態です。
このようにユーザーにきちんと自社サイトへの認知ができていたにも関わらず購入してもらえないというのは、リスティング広告を運用する側にとってはマイナスです。このような状態をなくしていくため、予算が足りない状態を最小限に抑える施策をしていく必要があります。
リスティング広告の場合、クリックされたら課金される仕組みですので
•コンバージョンにつながらないキーワードを配信停止にする
•関連性の低い検索クエリを除外する
など入札するキーワードを絞り込んでいけば、その分の予算が余ります。
そのため、配信停止•除外した分、1日の予算は、余裕ができ機会損失が発生する可能性も下がります。
もちろん、なんでもキーワードを絞り込めばいいというわけではなく、ある程度期間を見て検討し成果の出ているキーワードを残し費用対効果の低いキーワードを除外していくようにする必要があります。
上記の図は、配信した全期間の管理画面上でキーワード毎のコンバージョン数を表示した図です。
こちらを見ると下部の2つについてはコンバージョン数が0のため、配信停止にすることで費用を抑えられる可能性があります。もちろん、見込み度が高いかどうかは加味する必要があります。
上記の検索キーワードを絞る場合、既に関連性の高いキーワードしか出稿しておらず、キーワードの配信停止•除外をするこができない場合もあります。その場合には出稿する地域•時間•曜日を確認するようにしましょう。
商品•業種にもよりますが、コンバージョンする曜日•時間帯は一定の時間の場合も多いです。
上記の図は、時間帯別のコンバージョンの数値です。
こちらを見ると朝6時から夕方20時までにコンバージョンが獲得できていることが分かります。ですので、21時から朝5時までを配信しないようにすることで、予算を削減することが可能です。
キーワードの入札価格(上限クリック単価)を下げることで平均クリック単価を抑え、予算を抑えることができます。
ただし、入札価格を下げることで掲載順位も下がりますので、その結果掲載順位が2ページ目やページ下部になってしまうと
そもそも表示されなくなりクリックされない状態となってしまいます。現在の順位をチェックし調整していく必要があります。
予算による損失を改善する根本的な解決策はやはり「予算を引き上げる」ことです。上記の施策で費用と抑えたにもかかわらず予算不足になってしまうのであれば、それは本当に機会損失になっています。コンバージョン数が予定通り獲得できているかどうかなども確認しつつ予算の引き上げも検討していくと良いでしょう。
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